2010-05-30

イルカが死んだ日

今週末はMemorial Dayの連休ということもあって、街がなんとなく空いてる。
前後にはフリーウェイが大渋滞することもあって、地元でおとなしくしてるのが一番ですな。。


そんな中、遊ぶどころかメシも食えなくなるんじゃないかと経済的に大打撃を受け、生態系そのものが危うくなると言われるほど最悪のニュースが連日流れているんですね。

British Petroleumによるルイジアナ沖の原油流出事故。
これだけは通常地元のニュースしかやらないアメリカのニュース各局も毎日放送しています。
何がヒドイって。

事故が起きたのは1ヶ月以上前のEarth Day(皮肉なもんだ)。
以降その会社は、全くもって流出を止められていない。

我々には世界レベルの技術があるとかなんとかぬかすのはいいんですけどね、反省の色や真摯な態度も伺えず、地元だけでなくアメリカ国民や、政府をも敵に廻した状態です。


計画以上の無理な生産を指示し、多数の社員が事故死、未だ止められず、地域の生活や環境も変えてしまったイギリスの大会社は、今はメディアの格好の餌食です。



今後、地元漁業や観光関連、自治体やアメリカ政府と、目がくらむほどの訴訟を抱えることになるわけで。ちょっと前のトヨタのように。


本当にアメリカは「悪」には厳しいですよ。お金と社会的制裁は半端ない。
まあ、なんだかよく分らない理由で裁かれないユルイ社会よりは相当マシですが。。





この連休中、普段なら各地のキャンプ場やアウトドア系のアクティビティが主流なのに、なんだって最近の異常な天候で、カリフォルニアでは複数のスキー場が再オープンしたそうです。

とてもstrangeだね。


写真はCBSNewsより
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2010-05-27

2010-05-26

シリコンバレー発ブランドを巡る

中学校くらいだったか。
初めてシリコンバレーという名前を聞いたのは。

学生時代は、社会系の科目と言えば地理や時事問題が特に好きだったのを覚えてます。
僕は何を隠そう地図オタクで、中学や高校・大学と、もうヒマさえあれば地図ばっかり眺めてたんです。地元の街の地図から、世界地図、鉄道路線図、道路図、地図帳まで。
ジーっと、ボーっと。

アレを眺めている時は、国境なんて感じなかった。

ちなみに大学受験は地理が選択科目。変わり者の目で見られていたと思います。

そして僕は今、そのシリコンバレー(だいたい北カリフォルニアのSan Francisco~San Joseの間を指す)にいるわけです。

ハイテク関連企業が多く集まることから付いた呼び名だそうですが、ハイテクに限らずとにかくリベラルでベンチャースピリットを持った人間が集まり、新しいビジネスをどんどん生んでいく土壌なんですね。

賢い人が多いし(ITだけにインド人も多い)、エネルギーがあってとても刺激になります。一生のうちに一度でもこういう場所に住めて良かったと思いますよ。


さて。
つい先日、YouTubeが5周年を迎えたそうで。
たった5年で今や世界中で利用されるトップブランドの一つになったわけですよ。すごいスピードだね。
最新の調査によると、利用者の一日のYouTube平均利用時間は15分。

まあこんなもんでしょ。週換算で1.5~2時間だから。

時々利用させてもらってます。ていうか、感心するね。ホントに。作ったり載せたりする人たちには。
ある意味オタクの戦場ですよ。
自分好みのあらゆるネタを載せ。それが世界へのギャラリーになってる。




本部はすぐそばにあった。

地図で確認しました。

遊び道具がいっぱいあるらしいですよ。



YouTube Headquarter, San Bruno

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2010-05-23

24は24日に終わるわけだ。

日本を出て6年半。

初めは、語学力の強化や現地の文化へ早く対応したいという理由から、こちらでやってる日本語テレビ放送をほとんど無視してきました。たまに送られてくるDVDを除いては。

なので日本の最新の、というかここ数年の情報(特にテレビ芸能系)には、わたくし全くもって対応できません(笑)

しかし慣れるとそんな小さなことどうでもよくなってきて、近年はアメリカのドラマや、報道番組、リアリティショーなどに、完全に浸透しましたね。

もう楽しい。

また比べるのもなんだけど、アメリカのそれらは本当に製作にかけるエネルギーや、技術、資金が大きくて、たかがテレビなんだけど、そのクォリティの高さには脱帽ですよ。


さて。5月も終わろうとするこの時期は、多くの局で番組改編をします。
つまり、今観ている大好きな番組たちも、クライマックスと。

明日は、いよいよ24(FOX)が全シリーズの最終回を迎えます。
前作、前々作と若干評価が弱ったのもあるけども、今シーズンは最後だけに、スゴイことになってるね、お客さん。これまでとはちょっと違うジャック・バウァーが観れる。

先ほどCMで流れた予告編を観たら、クローイが銃を持って泣いているシーンで。
やはりジャックは死んで終わるんだろか?
そうなら、視聴者の興味は「どう死ぬか?」


明日の夜になっても、ネタバレはしません。

あのどうしようもない緊張感は、麻薬ですな。
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2010-05-20

陸上で大爆発!負傷者多数か?

NYの爆弾処理が記憶に新しいところですが、今週はここSFベイエリアの複数のロケーションでテロ対策のドリルが行われました。

陸上で大爆発!負傷者多数。

水中から爆発物を発見!

などという設定で、実際に銃火器を使い、大掛かりなものに見えました。
実際のところ、一般人にとって、いつどこから何が飛んでくるのか分らない状況で、気をつけろと言われてもね、どうしたもんかねという感じですが、リスクや被害を最小限に抑える準備をしておけば、苦しむ人が減るかもしれません。

何事も準備は大切です。

興味深かったのは、今回出動した対テロ部隊には、イルカやアシカが所属してて。
いや本当に。

しっかりトレーニングを受けてて、まさに「アシカ隊員!」
ですよ。

彼らは水中、特に港周りに設置された爆発物を素早く発見することが出来るエキスパートで、大型港(San Francisco, Oakland, Los Angeles, Long Beach)を抱えるこの州にとっては、無くてはならないものだそうで。

ただね、実際彼らも相当キケンな目に遭わされるわけで、微妙なラインですよね。。
素直に喜べないな。


NYで起こることが、SFやLAでこの先ずっと起きないのは不自然だから。
幸運を祈るだけですな。


さて。
Astros松井(前記事で書いたばかりなのに)が戦力外だそうですね。
残念。
本人はなんとかメジャーに残りたいんですかねぇ。
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2010-05-16

ベースボールの中に見た野球魂

昨日は家でcouch potato(長時間カウチに座り、何かつまみながらテレビを観てダラダラ過ごす人を言う。だからアメリカ人はポテトのように太る。)

でした。。

送ってもらったDVDに入った、「はぐれ刑事純情派-藤田まこと追悼スペシャル」を観た後は、
大好きな野球を観ながら。


San Francisco Giants と Houston Astrosのデーゲーム。
チーム力では圧倒的に上のジャイアンツといい接戦。ピッチャーがいいと試合が締まりますね。

にしてもね、アストロズは、この時期すでに勝率3割ちょいの地区最下位で、似たような成績が続いてるチームなんですけど、どうやって彼らプレーヤーは長いシーズンをモチベーションを維持しながら戦っているのかと、いらん心配すらしてしまいました。

1番から9番まで、打率が1割台の選手がほとんどだから、ピッチャーが可哀そうだね。昨日もそんな、孤軍奮闘な展開でした(ピッチャーはとても良かった)。

さて、1点ビハインドで迎えた9回表。
アストロズにこの日最大の見せ場が来たんですよ。
9回の表、2アウト満塁、マウンド上はジャイアンツ守護神Willson。試合終了か、奇跡の逆転?

そして、打席は松井Kazではないか!

フルカウントまで追い詰められながらも、ファウル、ファウルの連続で15球も粘った。
大抵、この場面でこの投手が出てきたら、すぐ終わる展開。ジャイアンツファンはピッチャーが投げる前に毎回総立ちで拍手して、試合終了を促す。しかし、これでもかと粘る松井に球場からは悲鳴とため息すら。

打者松井は、おそらく故意にファウルで粘りながら、ボール球を待っていたと思われます。ボールが1球でもくれば同点だからです。

結局最後はレフトフライで終わったのですが、ここに松井選手の勝利への冷静な判断と、ファウルを打つ技術、そして接戦を簡単に落とさないという、まさに緻密な日本野球のスピリットを感じたわけです。

PL学園から日本プロ野球を経て百戦錬磨の選手だからこそ、最後にこんなエキサイティングな場面を作れた。他の打者なら、おそらくWillsonの真っ直ぐを無理やり打ちに行って、即ポップフライか、チャンスだとばかりホームラン狙いの振りで三振が予想されたでしょう。


結局強いチームが勝って、ジャイアンツファンは、サタデーナイトをおいしいビールで楽しんだろうね。

いやいや、生粋の野球ファンにもたまらないゲームでしたよ。

写真はSports Illustratedより
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2010-05-14

はしゃぐ大人たち

雨のシーズンが終わって、緑が本当にエネルギーに満ちていていいですね。
これでもかって、生えてる。

カリフォルニアは風がとても冷たく湿度も低いため、太陽がガンガン照ってる割には、体感温度が低いんですよ。この時期はなかなかそのアジャストが難しい。

未だに、アメリカ人の寒さに対する強さには、ビックリするけど。
こっち革ジャンで、あなたTシャツですか!みたいな。


そんな微妙な気候の中、この時期のサンフラン最大のイベントがあります。


99年も続いているなんでもあり的レースだ。
本気で走って良し、歩いて良し、自前のコスプレや山車を楽しんで良し。
昨年から、裸とアルコールは禁止になったようですが、効力があるのかは??ですが。

ダウンタウンSFから、Goleden Gate Parkを抜けて、太平洋を望むOcean Beachまで12キロ。
公式参加はそこそこの料金が掛かるけども、観るだけでも楽しめます。

アメリカ人が本気ではしゃいでるレベルって、本当に子供、というか動物的で、おもろいな。
今なら昨年の様子が、NBC Bay Area のページでも見ることが出来るので、興味のある方は。









完全復調を目指す僕は、この週末は家でおとなしくしてますよ。。

写真はNBC Bay Areaより
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2010-05-09

いつのまに、、

このあたりも、最近ようやく晴れて暖かい日が続くようになってきたかな。

なんとなく買い物帰りにレシートを眺めていたら
ん??

消費税が
上がっているではないか!

サンマテオ市では、先月から9.25→9.50%に上がったそうです。
ちなみに、サンマテオカウンティ内の他の市は9.25%のまま。
サンフランシスコ市が既に9.50%で、高いなというイメージがあったんですが、いつのまにやら同じレベルに。

ま、これくらいならbig dealではないので、良しとしますかね。
元々消費グセないし。

消費税は、全ての人に同じように課税するという意味では、フェアな税金だと思います。
個人的な意見ですが、日本は他国と比べても低すぎ。そんなに歳入が苦しいなら、もっと上げるべきだと思うんですけど。。
今じゃ国が破綻する世の中だしね。。

今週も頑張りましょう。

Caltrain, San Mateo station

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2010-05-08

チコはだいぶ北です。


また一人、日本人の挑戦者が希望と可能性を育ててくれるこの国へ降り立ちました。

吉田えり投手

まだteenですよ、いい時期に来れて良かったですね、きっと運も実力もあるんだろうね。

実際公式戦で投げることになれば、アメリカの野球界では1997年のIra Borders以来、女性では二人目だそうで。正直、通用して成功するという意見よりも、厳しい環境になると言われてます。
でもね、僕もそうなんですけど、日本と離れて、ある分野で進んだ環境にやって来て生活してるだけでも、日常には自分の進化と成長を促してくれるものだらけ。

ああこういうアイデアも、、。
こういう意見とそれらを動かす社会も、、。
ああ世界ではこんなことが起きてるんだな、、。
自分のレベルはこんくらいだな、、。
とか。

自分の中に、いろいろな新しいものさしが出来てきて、周りにある雑音やムダよりも、自然と物事の本質を追求するようになってくるんですよ。
日本に居るときとは、相当異なると思います。

だから、なんていうか、まだ若いし(自分の半分だ)、ぜひ頑張って欲しいです。しぶとく。
僕も野球が大好きだし、同じ神奈川県出身、そしてここカリフォルニアで何かを思って暮らし始めて。


まず最初のステップは、この国の大ざっぱで、テキトウなところに、早く慣れることですね(笑)

写真はESPNより
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2010-05-07

こみあげてくるものが、、

健康第一と常日頃唱えておきながら、ヘンな?切っ掛けで気管支炎にかかってました。。

もう咳がひどくて夜眠れないってのは、相当にこたえるね。
フッと、眠りかけたら、みぞおち辺りからのスゴイ爆発力でこみあげて来る。そんなのが数十秒置きに。朝まで。寝不足で痩せましたね。
しんどかったです。

タイミング悪く保険が切れていたので、医者に行くのもためらった末、事前におおよその費用を確認し、結局行ったんですけど、しんどいから。

なんかね、するめが急に食べたくなって。急に食べてやったんです。
そしたら、身体に合わなかったのか、のどがヒリヒリしだして、そこから空咳が出るようになって。元々気管支炎持ちだから、こんなのが切っ掛けでスイッチが入ったらイヤだと思っていたら、入ってしまった。

「うわー、面倒くさいわー。これ。」


今日あたりから、かなり楽になってきました。
症状が比較的長く続く病気なので、油断せずしっかり管理します。

ここ数ヶ月、筋力強化トレーニングをしていて、とてもいい状態だったので、それが出来ないのが今一番悔しいですね。
咳し過ぎで筋肉痛ですよ、今は。

これからは有酸素系トレーニングもがんばります。。


健康第一。
皆さんも。
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2010-05-01

コレなしでは、、、

コレなしではあり得ないほど、生活の一部に溶け込んでしまいました。 アメリカで生活を始めてからそれはずっと僕のそばに。
どこへ引っ越しても。



Trader Joe'sは数あるアメリカの食品スーパーチェーンの中でも特に高い支持を得ている優秀な企業と言ってもいいでしょう。
ブランドイメージはすこぶる良く、仮に利用しない人がいたとしても、キライな人はいないと思います。

店内に入ると独特の雰囲気を感じるんですよね、なんていうか、超大型スーパーとは全く違う地域のグローサリースーパーというか。手作り感というか(実際、POPや壁のアートは手作り)。
店舗も比較的小さめでフレンドリーな内装や陳列、とても親近感のあるブランドだと思います。

扱ってる品は日配を中心に、食卓で切らしてはならないものに集中してるから、ムダに広くなくていいですよ店舗が。
それでいて、ヘルシー志向ナチュラル志向の食品中心なのに、価格が他の大手スーパーよりもおおよそ安いからもう。

強みは、ステキなプライベートブランドたち。
全商品の8割くらい(それ以上?)を占めてるんじゃないかと。すごい割合ですよね、これって。
そして、ステキな店員たち。
トレジョーのロゴが入ったTシャツとちょっとヨレたジーパン(ちょっと前のpuffyみたいだ。)のくせに、他のスーパーより対応は全然マシ。

これは、一つの文化と言っていいでしょう。
しかも文句の付け所が無い。

僕の冷蔵庫と食卓は、7割くらいがここから。

最近はコレですね、pumpkin butter 
自然の甘さと、かぼちゃのまろやかな食感はたまらんのです。
パンに良し。
多分アイスクリームやヨーグルトとのコンビネーションもいいんじゃないかな。


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