テントのアクシデントも乗り切ったセコイヤの美しい朝。
9月でも山間部なので朝はかなり冷えますね。
朝食で暖をとり朝もやが残る中、近場のトレイルを歩きに行きました。
シエラ・ネバダの特徴である針葉樹林と白い大きな岩の中を15分ほど歩いた頃、次なるハプニングに!
なんとトレイルの正面から、大きな黒いクマが歩いてきた!
そして目が合う。。
周りには自分と嫁以外は誰も居ない。
距離にして、推定15~20メートル前後。
焦りました。。
パークレンジャーなどによると、こういう状況で行うべき行動は
①大きな音を立てて驚かせない。
②後ろ姿を見せた状態で、走って逃げない。
③距離を保って、道を譲るか後ずさりする。
「ひゃー!」
説明途中で、私を置いて後ろ姿をモロに見せて走って逃げるうちの奥さん。
「そうじゃないだろー!」と思いながら、目視しながらゆっくり横向きでトレイルを後退する自分。
クマを刺激せず、なんとかトレイル入り口まで戻りホッとする。
そこでトレイルに入る数人の工事関係者に出現を伝達するも、「OK!」と笑顔で通過。全く気にしない様子でした。
慣れている人にはこんなもんなんですね。
結局、同キャンプサイト内と、観光客が多く集まるスポットで見たクマの親子連れを含めて、2日間で7匹に遭遇。
セコイヤ。クマ度高し!恐るべし!
レンジャーがそばに居る時はいいんですが、自分だけとなると、正直焦りますね。。
山間地のキャンプサイトには必ずあるBear Box(写真:クマ被害防止用の食品、化粧品などを入れるロッカー)は、必ず使用しましょう。上記のものは、車にもテント内にも置いてはいけません。
日中は、また別のトレイルを数時間歩き、高台に出る。
太陽が眩しくて、聞こえるのは自然の動物たちの出す音のみ。
今回の旅の中心、シエラ・ネバダ山脈と一体化した、実に幸せな時間でした。
さて。この日は午後からセコイヤの山を降りて、Bakersfield経由でHWY58とHWY14を走ります。
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