2013-11-10

シエラ・ネバダ山脈を行く~ハイウェイ395の旅④

Lone Pineの町から車でおよそ10分程度。

今では隠れた観光歴史名所としても知られる、Manzanar Internment Camp(マンザナール日系人強制収容所)跡地に寄りました。
現在は国立公園局が管理し、レンジャーが在中して、ビジターセンターを運営しています。


シエラ・ネバダを背にして、手前には広大な砂漠。もうどこにも逃げられないと諦めがつくような場所に作られた収容所は、全米で10箇所あったうちの一つ。冬は極寒。それ以外は砂嵐に見舞われた想像を超える厳しい環境だと、分かりました。

意外と楽しさもあった?

館内には、多くの貴重な写真や映像、遺品が残り、これがかなりお勧め!
意外と知らない事実の山に、いい勉強になりましたよ。

学校や、病院もあり、音楽バンド活動や野球、剣道も楽しめたそうです。

数々の写真は、実は収容されたある日本人写真家の隠し撮りでした。
のちに見つかり、カメラは没収されたものの、その後専門写真家として、撮影も許可されることになり、結局これだけ貴重な資料が今でもちゃんと残っているわけですね。

関連するいざこざや抵抗した人間もいて、死者も出ましたが。



一番苦しかったのは、収容される直前と、収容所が解散になった後。
直前には家財道具や資産を強制的に手放し、犯罪者扱いされ。
解散時には、わずか20ドルが各自に配布され、戻ったそれぞれの場所では、耐え難い差別が待っていました。


中々来れない僻地にありますが、一見の価値はあると思います。
変な言い方ですが、意外に入り込んでしまい、面白かったですね。
日本軍のパール・ハーバー攻撃を受けて、実施された強制収容は、いろんな物語が詰まっていました。

慰霊碑は広い敷地内を車で移動。
灼熱の太陽に、砂ぼこりが舞う、乾いた空間。

一般知識や観光情報など詳しくはWikipedia(日本語ENGLISH
もしくは公式サイトNational Park Service より。当時の詳しいレイアウトなども見れます。



Translate

0 件のコメント:

コメントを投稿